日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
小児で推奨されるART処方 (2024/09/10 更新) |
最初に
望ましい処方および第二選択
ガイドライン |
処方のタイプ |
年齢 |
処方 |
DHHS |
好ましい処方 |
乳児(<生後14日) |
2NRTI+(ネビラピンまたはラルテグラビル[体重>2kg]) |
新生児,≧生後14日,<3歳の乳児 |
2NRTI+(ロピナビル・リトナビルまたはラルテグラビル) |
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乳児および小児,生後≧4週,体重≧3kg |
2NRTI+ドルテグラビル |
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小児≧2歳,体重<14kg |
2NRTI+(ドルテグラビルまたはビクテグラビル固定用量合剤) |
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小児≧12歳,SMR 4~5 |
成人ART処方を参照 |
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好ましいNRTI処方 |
乳児,誕生~1カ月 |
ジドブジン+(ラミブジンまたはエムトリシタビン) アバカビル+(ラミブジンまたはエムトリシタビン) |
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小児,生後>1カ月~2歳 |
[アバカビル+(ラミブジンまたはエムトリシタビン)または[テノホビルアラフェナミド+エムトリシタビン;≧14kgでINSTIまたはNNRTI処方を受けている場合] |
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小児≧2歳,SMR 1~3 |
[アバカビル+(ラミブジンまたはエムトリシタビン)]または[≧25kgでINSTIまたはNNRTI処方で治療を受けている場合,テノホビルアラフェナミド+エムトリシタビン] |
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小児≧12歳,SMR 4~5 |
成人ART処方を参照 |
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第二選択NRTI処方(+追加薬剤) |
小児≧1カ月~≦6歳 |
ジドブジン+アバカビル ジドブジン+(ラミブジンまたはエムトリシタビン) |
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小児≧6歳,SMR 1~3 |
ジドブジン+(ラミブジンまたはエムトリシタビン) |
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小児≧2歳~12歳 |
テノホビルジソプロキシル+(ラミブジンまたはエムトリシタビン) |
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第二選択処方 |
小児>14日~3歳 |
2NRTI+ネビラピン |
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小児≧4週~3歳 |
2NRTI+ロピナビル・リトナビル |
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小児≧3ヶ月~3歳 |
2NRTI+(アタザナビル/リトナビルまたはロピナビル・リトナビルまたはラルテグラビル) |
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小児≧3歳,体重≧20kg~25kg |
2NRTI+ドルテグラビル |
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小児≧3歳 |
2NRTI+(アタザナビル/リトナビルまたはロピナビル・リトナビルまたはドルテグラビル/リトナビルまたはEfavirenz) |
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小児≧3歳,体重≧25kg |
2NRTI+(エルビテグラビル/コビシスタット) |
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小児≧3歳,体重≧35kg |
2NRTI+ドラビリン |
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青少年≧12歳,SMR 1~3 |
≧3歳小児および2MRTI+[リルピビリンまたはドルテグラビル/コビシスタット]と同様 |
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青少年≧12歳,SMR 4~5 |
成人ART処方を参照 |
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WHO |
好ましい処方 |
新生児 |
ジドブジン+ラミブジン+ラルテグラビル |
小児 |
ジドブジン+ラミブジン+ドルテグラビル |
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青少年>10歳 |
テノホビルジソプロキシル+(ラミブジンまたはエムトリシタビン)+ドルテグラビル |
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第二選択処方 |
新生児 |
ジドブジン+ラミブジン+ロピナビル・リトナビル |
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小児 |
アバカビル+ラミブジン(またはネビラピン)またはジドブジン+ラミブジン+Efavirenz(またはネビラピン)またはアタザナビル+ラミブジン+ロピナビル・リトナビル(またはラルテグラビル) |
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青少年>10歳 |
テノホビルジソプロキシル+ラミブジン(またはエムトリシタビン)+Efavirenz 600mgまたはジドブジン+ラミブジン+Efavirenz 600mgまたはテノホビルジソプロキシル+ラミブジン(またはエムトリシタビン)+PI/リトナビルまたはテノホビルジソプロキシル+ラミブジン(またはエムトリシタビン)+ラルテグラビルまたはテノホビルアラフェナミド+ラミブジン(またはエムトリシタビン)+ドルテグラビルまたはアバカビル+ラミブジン+ドルテグラビル |
DHHS:HIV感染小児の抗レトロウイルス治療および医学管理に関する研究班.HIV感染小児における抗レトロウイルス薬使用のガイドライン(2019年4月17日).
WHO:WHO.統一ARVガイドライン2019年改訂.WHOのウェブサイトから入手可.