日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Elvitegravir  (2021/10/26 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

通常用量
ゲンボイヤおよびスタリビルドの各ページを参照

 3. 小児用量

 4. 腎障害時の用量調整

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用

3. 抗微生物スペクトラム

HIV-1

4. 薬理学

薬効分類
strand-tranferインテグラーゼ阻害薬
PK/PD指標
データなし
剤形
固定用量合剤(ゲンボイヤ,スタリビルド)のみ
通常成人用量
ゲンボイヤスタリビルド参照
FDAの妊娠危険区分
B
経口剤の投与のタイミング1
食事とともに服用
経口吸収率2(%)
データなし
最高血清濃度3(μg/mL)
1.2~1.5(SS)
蛋白結合(%)
98~99
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
8.7(リトナビル併用)
細胞内半減期4
(T1/2, 時間)
データなし
排泄(%)
CYP3A4で酸化され,UGT1A1/3により二次的にグルクロン酸抱合される.糞便中に排泄.
中枢神経系への移行性(CPE)5
データなし
脳脊髄液/血液移行性6(%)
データなし
分布容積7(Vd)
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
18(AUC0-24
CYP450,トランスポーターとの相互作用
基質:3A4,UGT1A1/3
阻害:PGP(弱い)
誘導:2C9(弱い)
Tmax(時間)9
4
  1. 注記のない場合は成人用製剤
  2. 健康な状態での吸収率
  3. 総薬剤量;遊離薬剤濃度を決定するには蛋白結合率で補正
       SD:単回投与後
       SS:複数回投与後の定常状態
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. CPE(中枢神経系移行効果)値 1:低度,2~3:中等度,4:高度(Letendre, et al, CROI 2010, abs # 430)
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 分布容積(Vd):
       V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能)
       Vss:定常状態におけるVd
       Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve
  9. Tmax:薬剤投与後,血漿中濃度が最大になるまでの時間

5. 主要な薬物相互作用

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2021/10/21