日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

リトナビル  (2022/9/6 更新)
RTV
主な商品名:ノービア

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

†:日本にはない剤形

 2. 成人用量

 3. 小児用量

 4. 腎障害時の用量調整

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

薬効分類
プロテアーゼ阻害薬(PI)
PK/PD指標
データなし
剤形
錠剤:100mg
経口溶液:80mg/mL
経口粉末†:100mgパケット
通常成人用量
ブースターとしての用量はさまざま
FDAの妊娠危険区分
B
経口剤の投与のタイミング1
経口剤はすべて食事とともに服用
経口吸収率2(%)
65
最高血清濃度3(μg/mL)
11.2(600mgソフトゲルカプセル1日2回 SS)
蛋白結合(%)
98~99
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
3~5
細胞内半減期(T1/2, 時間)
データなし
排泄(%)
CYP3A4で代謝され,代謝物は糞便中に排泄される
中枢神経系移行効果(CPE)5
1
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
分布容積7(Vd)
0.41 L/kg (V/F)
AUC8(μg・時間/mL)
121.7(600mg経口溶液1回)
相互作用
基質:3A4,PGP
阻害:2D6,3A4,PGP
長期の誘導の可能性:1A2,2B6,2C9,2C19, 3A4,PGP, UGT1A1
Tmax9(時間)
2~4(溶液)

†:日本にない剤形

  1. 注記のない場合は成人用製剤
  2. 健康な状態での吸収率
  3. 総薬剤量;遊離薬剤濃度を決定するには蛋白結合率で補正
      SD:単回投与後
      SS:複数回投与後の定常状態
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. CPE(中枢神経系移行効果)値 1:低度,2~3:中等度,4:高度(Letendre, et al., CROI 2010, abs #430)
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 分布容積(Vd):
      V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能)
      Vss:定常状態におけるVd
      Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve
  9. Tmax:薬剤投与後,血漿中濃度が最大になるまでの時間

5. 主要な薬物相互作用

ライフサイエンス出版株式会社 © 2011-2024 Life Science Publishing↑ page top

2022/09/01