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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
Clostridium perfringens
(
2024/05/21 更新
)
臨床状況
特異的治療
関連項目を参照
壊死性筋膜炎-
Clostridium
属
壊疽-筋肉
毒素性ショック症候群(TSS),
Clostridium
による
胆管感染,嫌気性の呼吸器感染と膿胸,腹腔内感染,女性性器感染(
C. sordellii
[現在名
Paeniclostridium sordellii
]は薬物あるいは手術による中絶と関連する),自然治癒する食中毒(多くは加熱が不十分な肉や肉汁ソースに関連)の原因になる.
分類
嫌気性,芽胞形成グラム陽性桿菌
第一選択
ガス壊疽に対しては迅速な外科的デブリドマン
PCG
±
CLDM
(コメント参照)
Clostridium
によるガス壊疽および筋壊死の治療では,高圧酸素(HBO)は推奨されない:有用性が認められず,HBOの準備により必要な外科的デブリドマンが遅れることがあるため.
C. perfringens
による食中毒に対しては補液を行う.抗菌薬は適応にならない.
第二選択
DOXY
コメント
ペニシリンが第一選択薬であり,理論上の毒素産生阻害効果を想定してCLDMを追加する.
ほとんどの主要な抗菌薬には感受性がある:
EM
,
CP
,
CEZ
,
Cefoxitin
,
CTRX
,
PIPC
,
カルバペネム系薬
,
MNZ
,
VCM
,
LZD
.
臨床診療ガイドライン:
Clin Infect Dis 59: 147, 2014
.
総説:
N Engl J Med 377: 2253, 2017
.
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2024/05/21