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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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セフトリアキソン (2025/07/01 更新) |
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「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい. |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
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用量(生後>28日) |
最大/日 |
| 標準 |
50~100mg/kg 24時間ごと |
- |
| 髄膜炎 |
50mg/kg12時間ごと 髄膜炎予防,年齢<15歳:125mg筋注††1回 |
- |
††:米国では用いられる.
4. 腎障害時の用量調整
注:重大な腎および肝疾患の患者では,用量を1日2gに制限
| 半減期(時間)(腎機能正常) |
8 |
| 半減期(時間)(ESRD) |
不変 |
| 用量(腎機能正常) |
1~2g静注12~24時間ごと |
| 腎障害時の用量 |
腎障害時の用量調整不要 |
| 血液透析 |
用量調整不要 |
| CAPD |
用量調整不要 |
| CRRT |
用量調整不要 |
| SLED |
データなし |
5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
| PK/PD指標 |
Time above MIC |
| 剤形 |
注射剤 |
| 食事に関する推奨(経口薬)1 |
- |
| 経口吸収率(%) |
- |
| Tmax(時間) |
- |
| 最高血清濃度2(μg/mL) |
150(1g静注,SD) |
| 最高尿中濃度(μg/mL) |
995(1g静注,SD) |
| 蛋白結合(%) |
85~95 |
| 分布容積3(Vd) |
5.8~13.5 L |
| 平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
8 |
| 排泄 |
腎,胆汁 |
| 胆汁移行性5(%) |
200~500 |
| 脳脊髄液/血液6(%) |
8~16 |
| 治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7 |
あり |
| AUC8(μg・時間/mL) |
1006(1g静注,0~inf) |
††:米国では用いられる.
5. 主要な薬物相互作用
| 薬剤 |
濃度への影響(その他) |
推奨される対応 |
| Ca含有の静注製剤 |
同じ静注ラインで混合するとCTRX-Caが沈殿 |
併用を避ける |
| ランソプラゾール |
QTc間隔の延長リスク↑ |
併用を避ける |
6. コメント