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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
市中肺炎-概説
(
2022/2/15 更新
)
臨床状況
症状
急性発症の発熱,寒気,咳,息切れ,胸痛が起こるが,これらの症状は他の多くの疾患でも起こる.
歴史的に「定型」と「非定型」的症候に分けられてきたが,必ずしも明確に分けられるものではなく,いわゆる定型病原体(たとえば
S. pneumoniae
)が非定型的な症状を起こしたり,非定型病原体(たとえば
Legionella
属)が定型的な肺炎像を呈したりする.
多くの場合,病原体は細菌とウイルスである.細菌では
S. pneumoniae
および
Mycoplasma
が多い.しかし結核や真菌,寄生虫感染もCAPには混在しており,抗菌薬治療が奏効しない場合には,これらの病原体も考慮する必要がある.
最新(2019年)のATSガイドライン(
Am J Respir Crit Care Med 200: e45, 2019
).
関連項目
経験的治療:
市中肺炎,成人,外来患者
市中肺炎,成人,入院患者
肺炎,新生児(年齢1カ月未満)
肺炎,乳児(生後1~3カ月)
肺炎,小児,年齢>3カ月
特異的治療
誤嚥性肺炎
肺炎-Chlamydophila
肺炎-H. influenzae
肺炎-Klebsiella 属
肺炎-Legionella 属
肺炎-M. catarrhalis
肺炎-Mycoplasma
肺炎-
S. pneumoniae
肺炎-S. aureus
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2022/02/10