日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

セフポドキシムプロキセチル  (2026/02/17 更新)
CPDX-PR
主な商品名:バナン

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
通常
用量
100~200mg経口12時間ごと
その他の処方用量
  
追加的情報
錠剤:食事とともに,懸濁液:食事の影響を受けない.下記も参照
慢性気管支炎の急性細菌性増悪(ABECB)
気管支拡張症
肺炎-市中感染,成人,外来患者
副鼻腔炎,鼻副鼻腔炎-急性
Streptococcus による咽頭炎

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
10mg/kg/日(12時間ごとに分割)
最大/日
400mg

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)
(腎機能正常)
2.3
半減期(時間)
(ESRD)
10
用量(腎機能正常)
100~200mg経口12時間ごと
腎障害時の用量
CrCl≧30:用量調整不要
CrCl<30:100~200mg24時間ごと
血液透析
100~200mg 週3回
(透析後投与)
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
Time above MIC
剤形
錠剤(100mg,200mg)
懸濁液†(50mg/5mL,100mg/5mL)
食事関する推奨(経口薬)1
錠剤:食事とともに服用
懸濁液:食事の影響なし
経口吸収率(%)
46
Tmax(時間)
2~3
最高血清濃度2(μg/mL)
2.3(200mg経口,SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
49~196(50~800mg経口,SD)3
蛋白結合(%)
40
分布容積4(Vd)
0.7 L/kg(V/F)
平均血清半減期5(T1/2, 時間)
2.5
排泄

胆汁移行性6(%)
115
脳脊髄液/血液7(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性8
データなし
AUC9(μg・時間/mL)
14.5(200mg経口,0~inf)

†:日本にない剤形

  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. Int J Antimicrob Agents 4: 37, 1994
  4. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  5. CrCl>80 mL/分と想定
  6. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  7. 炎症時における脳脊髄液濃度
  8. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  9. AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他の影響)
推奨される対応
制酸薬(高用量)
セフポドキシムAUC 27~32%↓
モニター,用量調整
H2阻害薬
セフポドキシムAUC 27~32%↓
モニター,用量調整
プロベネシド
セフポドキシムAUC 31%↑
モニター,用量調整
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2026/02/16