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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
肺炎-インフルエンザ合併または罹患後
(
2025/12/23 更新
)
インフルエンザ合併または罹患後患者の細菌性肺炎の治療
臨床状況
インフルエンザ罹患中もしくは罹患後の肺炎または敗血症の徴候と症状
インフルエンザ罹患後の
S. aureus
同定には喀痰グラム染色が有用
インフルエンザ症例の0.5~2.5%に合併する
病原体
S. aureus
S. pneumoniae
H. influenzae
S. pyogenes
第一選択
MRSAリスク因子のある患者または重症肺炎患者では,
インフルエンザ
と
市中肺炎
の両方の治療にMRSAのカバーを追加する:
VCM
15~20mg/kg静注8~12時間ごと(目標AUC
24
400~600μg・h/mL達成が望ましいが[
AUC-用量設定の原理と計算
を参照],そうでなければトラフ値15~20μg/mLをめざす),または
LZD
600mg静注12時間ごと
MRSAのリスク因子としては,MRSAの定着,過去の呼吸器培養でのMRSAの分離,注射薬の使用,過去90日以内の入院および抗菌薬の投与,喀痰グラム染色におけるグラム陽性球菌のクラスター化などがある.
喀痰および血液培養を行い,陰性であればMRSAのカバーは中止可能;臨床的に安定している軽症肺炎患者では,鼻腔サーベイランス培養または PCR 検査が陰性であればMRSAカバーは中止可能
第二選択
なし
コメント
CDCのサーベイランスデータ
によれば,2009年のH1N1型インフルエンザ流行期間中,小児の死亡例の約1/3で,確定診断された細菌感染と死亡との関連が認められ,その細菌感染の33%は
S. aureus
(MSSAおよびMRSA),22%は
S. pneumoniae
だった.
ICUに入院して人工呼吸を必要とする患者の約3分の1は,おもにグラム陽性球菌による細菌性肺炎を併発していることが微生物学的に証明されている(
Am J Respir Crit Care Med 204:546, 2021
).
IDSA市中肺炎
クリニカルパス
参照
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2025/12/22