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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
Mycobacterium xenopi
(
2020/12/15 更新
)
非結核性抗酸菌
臨床状況
通常は定着菌(
Epidemiol Infet 145: 515, 2017
).
易感染患者で肺または播種性感染,院内感染が起こることがある.
遅育好熱菌で,45℃で最もよく増殖する:病院内の給湯施設や天然水源が汚染される可能性がある(したがって,偽感染と関連している可能性もある).
病原体
Mycobacterium xenopi
第一選択
AZM
250~500mg+
RFP
600mg1日1回+
EB
15mg/kg/日
空洞姓病変または進行性/重症気管支拡張型病変
AMK
15~25mg/kg静注または筋注週3回(30分注入後30分で採取した検体で,血清ピーク濃度65~80μg/mL,トラフ濃度<5μg/mLが得られるよう用量調整)の上記処方への追加を考慮する.投与期間は決まっていないが,2~3カ月後の毒性により制限される.
至適治療期間は決まっていないが,培養陰性化後12カ月が推奨される.
第二選択
AZMに代えて
CAM
500mg1日2回を用いてもよい
マクロライド系薬1剤に代えて
MFLX
400mg1日1回を用いてもよい
RFPに代えて
RBT
300mg(
CAM
を使用するなら150mg)を用いてもよい
抗微生物薬適正使用
死亡率は依然として高く,至適処方や治療期間は十分には定まっていない(
Chest 152: 120, 2017
).
専門医へのコンサルテーションが推奨される.
コメント
ATS/ERS/ESCMID/IDSAによる診療ガイドライン:
Clin Infect Dis 71: e1, 2020
.
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2020/12/10