日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

リファブチン  (2026/01/27 更新)
RBT
主な商品名:ミコブティン

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
通常
用量
300mg経口24時間ごと
その他の処方用量
  
追加的情報
食事とともに服用

 3. 小児用量

適応
用量(生後>28日)
最大/日
MAC予防
5mg/kg/日(1日1回)
300mg
活動性結核
10~20mg/kg/日(1日1回)
300mg

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
32~67
半減期(時間)(ESRD)
変化なし
用量(腎機能正常)
300mg経口24時間ごと
腎障害時の用量
CrCl>50:用量調整不要
CrCl≦50:150mg24時間ごと
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

3. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
150mgカプセル
食事に関する推奨(経口薬)1
食事とともに服用
経口吸収率(%)
20
Tmax(時間)
2.5~4.0
最高血清濃度2(μg/mL)
0.2~0.6(300mg経口,SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
85
分布容積3(Vd)
9.3 L/kg(Vss)
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
32~67
排泄
代謝,腎
胆汁移行性5(%)
300~500
脳脊髄液/血液6(%)
30~70
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
4.0(300mg経口24時間ごと,0~24時間)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP450
CYP3A4
薬剤が基質となるトランスポーター

薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター
- 
薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450
CYP3A4
薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(またはその他の影響)
推奨される対応
アミトリプチリン
アミトリプチリン↓
用量調整または避ける
アルテメテル・ルメファントリン1
アルテメテル↓,DHA↓,ルメファントリン↓が予測される
慎重に使用,モニター
アトバコン1
リファブチン↑,アトバコン↓
アトバコンを脂肪の多い食事とともに服用,モニター
ベダキリン1
リファブチン↓がありうる
段階的投与;モニター,用量調整
ビクタルビ(BIC/FTC/TAF)
Bictegravir↓,TAF↓
併用を避ける
カスポファンギン1
カスポファンギン↓がありうる
モニター,CPFG用量を70mg/日まで↑
Chloroquine phosphate1
Chloroquine ↓が予測される
モニター
クラリスロマイシン
クラリスロマイシン↓,14-OHクラリスロマイシン↑,リファブチン↑
モニター,用量調整または避ける
シクロスポリン
リファブチン↑,シクロスポリン↓
用量調整または避ける
ジアフェニルスルホン1
ジアフェニルスルホン↓
併用を避ける
デキサメタゾン
リファブチン↓,デキサメタゾン↓
用量調整または避ける
ジアゼパム
ジアゼパム↓
用量調整または避ける
ジルチアゼム
リファブチン↑,ジルチアゼム↓
用量調整または避ける
ジソピラミド
ジソピラミド↓
用量調整または避ける
ドラビリン
ドラビリン↓
ドラビリン用量を100mg12時間ごとに↑
ドキシサイクリン1
ドキシサイクリン↓がありうる
モニター,または避ける
エプクルーサ(ソホスブビル・ベルパタスビル)1
(ソホスブビル↓,ベルパタスビル↓)が予測される
併用を避ける
エチニルエストラジオール
リファブチン↑,エチニルエストラジオール↓
併用を避ける
Efavirenz
Efavirenz↓,リファブチン↓または↑
併用を避ける
エリスロマイシン1
エリスロマイシン↓がありうる,リファブチン↑がありうる
避ける,またはモニター
エトラビリン
エトラビリン↓,リファブチン↓,25-O-desacetylrifabutin↓
用量調整または避ける
フルコナゾール1
リファブチン↑
慎重に使用;モニター,用量調整
グレカプレビル/ピブレンタスビル1
グレカプレビル↓およびピブレンタスビル↓がありうる
併用を避ける
ハロペリドール
ハロペリドール↓
用量調整または避ける
ハーボニー(レジパスビル/ソホスブビル)
レジパスビル↓,ソホスブビル↓
併用を避ける
Ibrexafungerp1
Ibrexafungerp↓が予測される
併用を避ける
イミプラミン
イミプラミン↓
用量調整または避ける
イサブコナゾニウム硫酸塩1
イサブコナゾール↓およびリファブチン↑が予測される
避ける,またはモニター(TDM)
イトラコナゾール1
イトラコナゾール↓,リファブチン↑が予測される
禁忌
Lenacapavir
Lenacapavir↓
併用を避ける
レテルモビル
レテルモビル↓
併用を避ける
リネゾリド1
リネゾリド↓がありうる
モニター
Maribavir
Maribavir↓
Maribavirを800mg12時間ごとまで増量
Mavyret(Glecaprevir/Pibrentasvir)
Glecaprevir↓,Pibrentasvir↓がありうる
併用を避ける
メフロキン1
メフロキン↓がありうる
モニター
メサドン
メサドン↓
用量調整または避ける
ニフェジピン
ニフェジピン↓
モニター,用量調整
ニルマトレルビル/リトナビル
リファブチン↑
モニター,さらなる情報を求める
ノルトリプチリン
ノルトリプチリン↓
モニター,用量調整
フェニトイン
リファブチン↓
モニター,用量調整
ポサコナゾール1
ポサコナゾール↓,リファブチン↑
避ける,またはモニター(TDM)
Prednisone
Prednisone↓
モニター,用量調整
キニジン
キニジン↓
モニター,用量調整
Quinine1
Quinine↓がありうる,リファブチン↑がありうる
モニター
リルピビリン
リルピビリン↓
RPVを50mg24時間ごとに↑
Sofosbuvir
Sofosbuvir↓,GS-331007↓
併用を避ける
Symfi, Symfi Lo (EFV/3TC/TDF)
リファブチン↓
リファブチン用量を50~100%↑
タクロリムス
タクロリムス↓
モニター,用量調整
テジゾリド1
テジゾリド↓
モニター
テノホビルアラフェナミド(TAF)1
(TAF↓,テノホビル↓,テノホビル2リン酸↓)が予測される
避ける,またはモニター
テオフィリン
テオフィリン↓
モニター,用量調整
トリアゾラム
トリアゾラム↓
モニター,用量調整
ボリコナゾール1
リファブチン↑,ボリコナゾール↓
禁忌
Vosevi(Sofosbuvir/Velpatasvir/Voxilaprevir)
Sofosbuvir↓,Velpatasvir↓,Voxilaprevir↓
併用を避ける
ワルファリン
ワルファリン↓
併用を避ける
  1. HHS日和見感染臨床ガイドライン(2025年7月14日改訂)
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2026/01/26