INH感性と考えられる場合(INH 6~9カ月レジメンよりも,リファマイシンを主剤にした短期間レジメンが望ましい)
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INH(+ピリドキシン経口週1回[2~11歳の小児:12.5~25mg,成人:50mg])
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成人:15mg/kg(約50または100mgに切り上げ[最大900mg])経口週1回
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2~11歳の小児:25mg/kg(最大900mg)経口週1回
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Rifapentine:成人および小児で経口週1回
体重
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用量
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10.0~14.0kg
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300mg
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14.1~25.0kg
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450mg
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25.1~32.0kg
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600mg
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32.1~49.9kg
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750mg
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>50kg
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900mg
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HIV/AIDS患者では,抗レトロウイルス薬との間で起こりうる薬物相互作用を考慮しつつ使用してもよい.
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<2歳の小児,INHまたはRFP耐性の潜在性結核の疑いには推奨されない.
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妊婦または12週治療中に妊娠が予想される女性には推奨されない.
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成人:10mg/kg(最大600mg)経口1日1回
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小児:15~20mg/kg(最大600mg)経口1日1回
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成人:INH 5mg/kg(最大300mg)経口1日1回+RFP 10mg/kg(最大600mg)経口1日1回+ピリドキシン50mg経口1日1回
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小児:INH 10~20mg/kg(最大300mg)経口1日1回+RFP 15~20mg/kg(最大600mg)経口1日1回+ピリドキシン6.25mg(乳児)~25mg(学童)経口1日1回
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ほとんどの女性の場合,妊娠中の不必要な投薬を避けるために,治療を産後2~3カ月まで遅らせてよい.
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潜在性結核感染から活動性結核への進行リスクが高い女性,とくに感染性のある結核患者と最近接触した場合は,妊娠第1期であっても妊娠だけを理由に潜在性結核感染症の治療を遅らせるべきではない.
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RFP 4カ月,またはINH+RFP+ピリドキシン 3カ月,上記のとおり
INH耐性,RFP感性と考えられる場合(INHに忍容性のない患者でのINH感性菌に対する選択肢でもある)
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成人:10mg/kg(最大600mg)経口1日1回
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小児:15~20mg/kg(最大600mg)経口1日1回
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妊婦:10mg/kg(最大600mg)経口1日1回
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潜在性結核感染から活動性結核への進行リスクがある女性,とくにHIV感染者または最近感染した女性については,妊娠第1期であっても治療を遅らせてはならない.危険因子がない場合は,出産後まで治療を遅らせる.
多剤耐性(MDR),INH耐性,RFP耐性と考えられる場合
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LVFX 1日1回経口・6ヵ月(WHO多剤耐性結核に対する処方の最新ガイダンス速報を参照),体重別用量