日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
移植患者-CMV感染の予防,固形臓器移植 (2023/10/24 更新) |
臨床状況
病原体
第一選択
移植臓器 |
D+/R- |
R+ |
腎臓(Am J Transplant 10: 1228, 2010) |
6カ月 |
3カ月 |
膵臓および腎臓/膵臓 |
3~6カ月 |
3カ月 |
肝臓* |
3~6カ月 |
3カ月 |
心臓 |
3~6カ月 |
3カ月 |
肺および心肺(Ann Intern Med 152: 761, 2010) |
≧12カ月 |
6~12カ月 |
小腸 |
3~6カ月 |
3~6カ月 |
拒絶反応治療のためにリンパ球除去抗体の投与を受けた患者では予防投与(またはpre-emptive therapy)の再開を考慮すること.
*バルガンシクロビルは,予防に使用した場合ガンシクロビル経口に比べ組織侵襲的な疾患の発生率が高いことから,肝臓移植レシピエントでのCMV予防についてFDAの承認を得ていないが(Am J Transplant 4: 611, 2004),実際には広く用いられており,多くの専門家は第一選択として推奨している.
第二選択
(†:日本にない剤形)
コメント
(†:日本にない剤形)