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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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バラシクロビル (2025/10/07 更新) |
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「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい. |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
| 免疫正常者 |
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| 口腔ヘルペス(非HIV)(口唇ヘルペス,単純ヘルペス) |
2g経口1日2回・1日 |
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| 性器ヘルペス(非HIV) |
初発 |
1000mg経口1日2回・7~10日 |
| 再発 |
500mg経口1日2回・3日,または 1000mg経口1日1回・5日 |
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| 長期抑制 |
1000mg経口24時間ごと |
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| VZV(帯状疱疹)(非HIV) |
1000mg経口1日3回・7~10日 |
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| 免疫不全患者(HIV) |
||
| 性器ヘルペス |
再発(HIV) |
1000mg経口1日2回・5~10日 |
| 長期抑制(HIV) |
500mg経口1日2回 |
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3. 小児用量
即時調整経口溶液を使用
| 用法 |
用量(生後>28日) |
最大/日 |
| 口腔ヘルペス |
年齢12歳以上:2g12時間ごと・1日 |
- |
| VZV(水痘) |
2~18歳:60mg/kg/日(8時間ごとに分割)・5日 |
3g |
4. 腎障害時の用量調整
| 半減期(時間)(腎機能正常) |
3 |
| 半減期(時間)(ESRD) |
14 |
| 用量(腎機能正常) |
適応により異なる |
| 腎障害時の用量 |
口唇ヘルペス: CrCl≧50:2g12時間ごと・2回 CrCl 30~49:1g12時間ごと・2回 CrCl 10~29:500mg12時間ごと・2回 CrCl<10:500mg 1回 性器ヘルペス,初発: CrCl≧50:1g12時間ごと CrCl 30~49:用量調整不要 CrCl 10~29:1g24時間ごと CrCl<10:500mg24時間ごと 性器ヘルペス再発: CrCl≧50:500mg12時間ごと CrCl 30~49:用量調整不要 CrCl 10~29:500mg24時間ごと CrCl <10:500mg24時間ごと 性器ヘルペス抑制: CrCl≧50:1g24時間ごと CrCl 30~49:用量調整不要 CrCl 10~29:500mg24時間ごと CrCl<10:500mg24時間ごと 性器ヘルペス抑制,HIV感染患者: CrCl≧50:500mg12時間ごと CrCl 30~49:用量調整不要 CrCl 10~29:500mg24時間ごと CrCl<10:500mg24時間ごと 帯状疱疹: CrCl≧50:1g8時間ごと CrCl 30~49:1g12時間ごと CrCl 10~29:1g24時間ごと CrCl<10:500mg24時間ごと |
| 血液透析 |
500mg24時間ごと(透析日は透析後投与) |
| CAPD |
500mg24時間ごと |
| CRRT |
500mg24時間ごと |
| SLED |
データなし |
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
| PK/PD指標 |
データなし |
| 剤形 |
錠(500mg,1000mg†) |
| 食事に関する推奨(経口薬)1 |
錠:食事の影響なし |
| 経口吸収率(%) |
55 |
| Tmax(時間) |
データなし |
| 最高血清濃度2(μg/mL) |
5.6(1g経口,SD) (アシクロビル) |
| 最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
| 蛋白結合(%) |
9~33 (アシクロビル) |
| 分布容積3(Vd) |
0.7 L/kg (アシクロビル) |
| 平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
2.5~3.2 (アシクロビル) |
| 排泄 |
腎:ろ過,分泌 (アシクロビル) |
| 胆汁移行性5(%) |
データなし |
| 脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
| 治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7 |
データなし |
| AUC8(μg・時間/mL) |
19.5(1g経口,0~inf) (アシクロビル) |
†:日本にない剤形
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
| 薬剤が基質となるCYP450 |
- |
| 薬剤が基質となるトランスポーター |
OAT1,OAT3 |
| 薬剤が基質となるUGT |
- |
| 薬剤が阻害するCYP450 |
- |
| 薬剤が阻害するトランスポーター |
- |
| 薬剤が阻害するUGT |
- |
| 薬剤が誘導するCYP450 |
- |
| 薬剤が誘導するトランスポーター |
- |
| 薬剤が誘導するUGT |
- |
| 血清中薬物濃度への影響 |
予測されない |
血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下
6. 主要な薬物相互作用
報告なし