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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
Mycobacterium gordonae
(
2023/05/30 更新
)
非結核性抗酸菌
臨床状況
コンタミネーションの原因菌として多くみられる.
まれにHIV患者(
Int J STD AIDS 20: 193, 2009
)や肺移植患者(
Transpl Infect Dis 14: 452, 2012
)で呼吸器感染症を引き起こすことがあるが,これらの患者でも定着菌であることが多い.
病原体
Mycobacterium gordonae
第一選択
侵襲性疾患の明確なエビデンスのある場合だけ治療する
決まった処方はないが,
RBT
300mg経口1日1回+
EB
15mg/kg経口1日1回+
CPFX
750mg経口1日2回を考慮
第二選択
なし
コメント
Lancet Infect Dis 22: e178, 2022
参照.
in vitroでは
CAM
,
LZD
,フルオロキノロン系薬に感受性(
Antimicrob Agents Chemother 47: 1736, 2003
;
Am J Respir Crit Care Med 175: 367, 2007
;
Microbiol Spectr 2016 Nov;4(6)
).
INH,PZAに耐性.RFPの感受性はさまざま.
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2023/05/29