日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

セフタジジム/Avibactam  (2025/02/25 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
FDA承認用量:
生後≦28日,在胎≧31週:25mg/kg8時間ごと
生後>28日~3ヵ月:37.5mg/kg8時間ごと
生後3ヵ月~<6ヵ月:50mg/kg8時間ごと
生後6ヵ月~<2歳:62.5mg/kg8時間ごと
2歳~<18歳:62.5mg/kg8時間ごと

AMRガイダンスによる用量:
生後≦28日,在胎期間(GA)≧31週:31.25mg/kg8時間ごと
生後>28日~<3ヵ月:37.5mg/kg(3時間以上かけて)8時間ごと
生後3ヵ月~18歳:62.5mg/kg(3時間以上かけて)8時間ごと
注:中枢神経感染には2時間注入を用いる
最大/日
7.5g

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
CAZ 2.8
Avi 2.7
半減期(時間)(ESRD)
CAZ 13~25
用量(腎機能正常)
2.5g静注8時間ごと
CrClまたはeGFR
CrCl>50:用量調整不要
CrCl 31~50:1.25g8時間ごと
CrCl 16~30:0.94g12時間ごと
CrCl 6~15 (±血液透析):0.94g24時間ごと
CrCl≦5 (±血液透析):0.94g48時間ごと
血液透析
CrCl≦15で血液透析中:透析日に透析後投与
CAPD
データなし
CRRT
CVVH:1.25g 8時間ごと
CVVHDF:2.5g8時間ごと
1, 2
SLED
データなし
  1. CVVH文献:Antimicrob Agents Chemother 61: e00464, 2017
  2. CVVHDF文献:Int J Antimicrob Agents 65: 107394, 2025

 5. その他の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
Time above MIC
剤形
注射剤
食事に関する推奨(経口薬)1

経口吸収率(%)

Tmax(時間)

最高血清濃度2(μg/mL)
CAZ:90.4
Avibactam:14.6
(2.5g静注8時間ごと,SS)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
CAZ:<10
Avibactam:5.7~8.2
分布容積3(Vd)
CAZ:17 L (Vss)
Avibactam:22.2 L (Vss)
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
CAZ:2.8
Avibactam:2.7
排泄

胆汁排泄5(%)
CAZ:13~54
Avibactam:データなし
脳脊髄液/血液6(%)
CAZ:20~40
Avibactam:データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
CAZ:あり
Avibactam:データなし
AUC8(μg・時間/mL)
CAZ:291
Avibactam:38.2
(SS
0~8時間)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤がCYP450の基質となる

薬剤がトランスポーターの基質となる
Avibactam:OAT1,OAT3
薬剤がUGTの基質となる

薬剤がCYP450を阻害

薬剤がトランスポーターを阻害

薬剤がUGTを阻害

薬剤がCYP450を誘導

薬剤がトランスポーターを誘導

薬剤がUGTを誘導

血清中薬物濃度への影響
予測されない

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
プロベネシド
Avibactam↑
併用を避ける

7. コメント

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2025/02/25