日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

チニダゾール  (2026/02/03 更新)
主な商品名:ハイシジン

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
通常
用量
2g経口24時間ごと・1~7日
(疾患によって治療期間は異なる)
その他の処方用量
  
追加的情報
食事とともに服用.個々の疾患のページを参照:
アメーバ症
細菌性膣症
ジアルジア症
トリコモナス症

 3. 小児用量

用法
用量(生後>28日)
最大/日
ジアルジア症
年齢>3歳:50mg/kg・1回
2g
アメーバ症,肝膿瘍
年齢>3歳:50mg/kg24時間ごと・3~5日
2g
アメーバ症,腸
年齢>3歳:50mg/kg24時間ごと・3日
2g

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
13
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
2g経口24時間ごと・1~7日
腎障害時の用量
用量調整不要
血液透析
用量調整不要(透析前投与があれば透析後に1g追加)
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
錠剤(250mg,500mg)
食事時に関する推奨(経口薬)1
食事とともに服用
経口吸収率(%)
48
Tmax(時間)
1.6
最高血清濃度2(μg/mL)
48(2g経口,SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
12
分布容積3(Vd)
50 L
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
13
排泄
代謝,腎
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
902(2g経口,0~inf)
  1. 注記のない場合は成人用製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP450
CYP3A4
薬剤が基質となるトランスポーター

薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター

薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450

薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

血清中薬物濃度への影響
予測されない

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
アルコール1
ジスルフィラム様反応の可能性
併用を避ける
シクロスポリン1
シクロスポリン↑
モニター
CYP3A4誘導薬1
チニダゾール↓
モニター
CYP3A4阻害薬1
チニダゾール↑
モニター
コレスチラミン1
チニダゾール↓
重ならないように投与
ジスルフィラム1
精神障害
モニター
フルオロウラシル1
フルオロウラシル↑
モニター
リチウム1
リチウム↑
モニター
フェニトイン(静注)1
フェニトイン↑
モニター
タクロリムス1
タクロリムス↑
モニター
ワルファリン1
INR↑
モニター,用量調整
  1. MNZで報告あり;したがってチニダゾールでも起こりうる.

7. コメント

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