日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Quinine sulfate  (2025/01/21 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
10mg/kg(塩)経口8時間ごと・3回または7日
(薬局での調合が必要となることもある)
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
9.7~12.5
半減期(時間)(ESRD)
16まで
用量(腎機能正常)
648mg経口8時間ごと
CrClまたはeGFR
CrCl>50:用量調整不要
CrCl 10~50:648mg8~12時間ごと
CrCl<10:648mg24時間ごと
血液透析
648mg 24時間ごと(透析日は透析後投与)
CAPD
648mg 24時間ごと
CRRT
648mg 8~12時間ごと
SLED
データなし

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
324mgカプセル†
食事に関する推奨(経口薬)1
カプセル:食事とともに
経口吸収率(%)
76~88
Tmax(時間)
2.8
最高血清濃度2(μg/mL)
3.2(648mg経口,SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
69~92
分布容積3(Vd)
2.5~7.1 L/kg(V/F)
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
9.7~12.5
排泄
肝代謝
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
2~7
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
なし
AUC8(μg・時間/mL)
28(648mg経口,0~inf)

†:日本にない剤形

  1. 注記のない場合は成人用製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

CY450の基質
主要3A4,さらに1A2,2C9,2D6
トランスポーターの基質
  
CYP450の阻害
2D6
トランスポーターの阻害
  
CYP450誘導
  
トランスポーターの誘導
  
血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度についてのことである.↑:上昇,↓:低下

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
ジゴキシン
ジゴキシン↑
モニター,用量調整
メフロキン
不整脈↑
モニター
ワルファリン
ワルファリンの効果↑
INRをモニター,用量調整
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2025/01/20