日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Chlamydia pnuemoniae  (2022/12/13 更新)
Chlamydia pneumoniaeChlamydophilia pneumoniae,非定型肺炎


臨床状況

  • 非定型肺炎,市中感染肺炎の病原体.
  • 症状は比較的軽度:乾性の咳,咽頭痛が一般的である.
  • 血清学的検査ではC. psittaciC. pnuemoniae で交差反応を示す.
  • 下記の処方は,微生物学的に確定された感染に対するもの.

診断/病原体

診断
  • FilmArray呼吸器パネルが診断検査としてFDAに承認された.
病原体
  • Chlamydophila pnuemoniaeChlamydia pnuemoniae

第一選択

  • DOXY 100mg経口または静注1日2回・14日
  • AZM 初日500mg経口または静注,その後250mg経口1日1回・4日

第二選択

  • LVFX 750mg経口または静注・5~7日
  • CAM 500mg1日2回・10日
  • 200mg静注(60分以上かけて)初回投与,その後100mg(30分以上かけて)24時間ごと,または
  • 1日目に100mg静注(30分以上かけて)1日2回,その後100mg静注(30分以上かけて)24時間ごと,または
  • 1日目,2日目に450mg経口24時間ごと,その後300mg経口24時間ごと

コメント

ライフサイエンス出版株式会社 © 2011-2024 Life Science Publishing↑ page top
2022/12/08