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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
毛様線虫
(
2026/02/03 更新
)
臨床状況
鉤虫と同様に皮膚から侵入して伝播する.
家畜に寄生する線虫で世界中に分布しており,ヒトに感染することもある.
ヒトの感染は通常軽症または無症候だが,非特異的な胃腸症状を伴う重症感染もある.
イランでは80%は何らかの症状を呈する(
J Helminthol 93: 149, 2019
).
病原体
Trichostrongylus colubriformis
Trichostrongylus orientalis
(東洋毛様線虫)
Trichostrongylus axei
Trichostrongylus vitrinus
第一選択
ピランテル
(パモ酸塩) 11mg/kg(最高1g)経口1回
アルベンダゾール
400mg経口1日1回・10日
メベンダゾール
500mg経口1日1回・10日
イベルメクチン
200μg/kg経口・1日
第二選択
なし
治療期間
上記処方参照
コメント
卵はしばしば鉤虫と間違えられる.
どの薬剤もヒトでのデータは不十分.アルベンダゾール/メベンダゾールは家畜では無効なことが多い.
剤形
メベンダゾール500mgチュアブル錠†は,米国では販売されておらず,企業からの提供でのみ入手可.
アルベンダゾール200mg錠,メベンダゾール100mg錠(
入手困難な抗寄生虫薬の供給元
参照)
生物学的総説:
J Helminthol 97: e26, 2023
.
(†:日本にない剤形)
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2026/02/02