日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Fansidar  (2026/07/07 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
用量
その他の処方用量
追加的情報
予防
中等度~高度の蔓延地域でのIPTp:
妊娠第2期,第3期での分娩前診療期間の診療で少なくとも3錠3コース,第2期のできるだけ早期,13週より以前ではない時期に開始.投与は≧1ヵ月の間隔をあけなければならず,分娩前に少なくとも3回投与
  
食後に大量の水分とともに服用
治療
3錠経口・1回
 
Artemisininベースの処方との併用.食後に大量の水分とともに服用

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
マラリア治療,生後>2ヵ月 (Artemisinin薬と併用):
体重>45 kg:3錠1回
体重31~45 kg:2錠1回
体重21~30 kg:1.5 錠1回
体重11~20 kg:1 錠1回
体重5-10 kg: 0.5 錠1回
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
Sulfaodoxine:200
Pyrimethamine:72~96
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
3錠経口1回
腎障害時の用量
データなし
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

  1. PLLR(2015年6月)は,段階的な実施スケジュールに従って以前のリスク区分(A,B,C,D,X)を記述形式に置き換えた(P&T 41: 713, 2016).

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
錠剤(Sulfadoxine 500mg+Pyrimethamine 25mg)
食事に関する推奨(経口薬)1
食後に服用
経口吸収率(%)
データなし
Tmax(時間)
Sulfadoxine:4
Pyrimethamine:4
最高血清濃度2(μg/mL)
Sulfadoxine:60(500mg経口, SD)
Pyrimethamine:0.2(25mg経口, SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
Sulfadoxine:90
Pyrimethamine:87~94
分布容積3(Vd)
Sulfadoxine:0.14 L/kg
Pyrimethamine:2.4 L/kg
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
Sulfadoxine:200
Pyrimethamine:72~96
排泄(%)
Sulfadoxine:腎
Pyrimethamine:代謝
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
なし
AUC8(μg・時間/mL)
データなし
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.
  8. AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP4501
Pyrimethamine:CYP1B12
薬剤が基質となるトランスポーター

薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター

薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450

薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

併用薬への影響3
予測されない
  1. CYP450命名法,例,CYP3A4:3=ファミリー,A=サブファミリー,4=酵素アイソフォーム
  2. Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci 381: 20240339, 2026
  3. 当該抗微生物薬により影響を受ける可能性のある併用薬の血清中濃度のことをいう(↑:上昇,↓:低下).

6. 主要な薬物相互作用

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2026/07/06