日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Plazomicin  (2024/04/23 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
安全性と有効性は確立されていない
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常
3.5
半減期(時間)(ESRD
データなし
用量(腎機能正常)
15mg/kg静注24時間ごと
CrClまたはeGFR
CrCl≧60:15mg/kg24時間ごと
CrCl≧30~<60:10mg/kg24時間ごと
CrCl≧15~<30:10mg/kg48時間ごと
CrCl<15:データなし
血液透析
データなし
CAPD 
データなし
CRRT
データなし
SLED

 5. 肝障害時の用量調整

適応なし

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

抗菌スペクトラム(全表)

4. 薬理学

PK/PD指標
24時間AUC/MIC
剤形
注射剤
食事に関する推奨(経口薬)1

経口吸収率(%)

Tmax(時間)

最高血清濃度2(μg/mL)
51~74(15mg/kg静注, SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
20
分布容積8(Vd)
18~31 L
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
3.5
排泄

胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7
データなし
AUC9(μg・時間/mL)
226~257(15mg/kg,0~inf)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

CY450の基質
  
トランスポーターの基質
  
CYP450の阻害
MATE1,MATE2-K
トランスポーターの阻害
  
CYP450誘導
  
トランスポーターの誘導
  
血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響は,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度である.↑:上昇,↓:低下,空白:薬物への影響なし

6. 主要な薬物相互作用

報告なし

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2024/04/22