日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

アズトレオナム  (2026/04/21 更新)
AZT
主な商品名:アザクタム

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
用量
その他の処方用量
追加的情報
通常
2g静注(30分以上かけて)6~8時間ごと
3時間静注はAMRガイダンスによる
  
吸入†
抗菌薬の吸入-薬剤と治療
  
囊胞性線維症に対して

†:日本にない製剤

 3. 小児用量

用量(>生後28日)
Red Book(2024-2027)による
90~120mg/kg/日(6~8時間ごとに分割)
AMRグラム陰性菌感染症ガイダンス(小児)による
新生児,乳児,小児,青少年:
120mg/kg/日(6時間ごとに分割,3時間以上かけて注入)
中枢神経系感染:2時間静注が推奨される
最大/日
8g

 4. 腎障害時の用量調整

注:CrCl単位はmL/分/1.73m2

半減期(時間)(腎機能正常)
2
半減期(時間)(ESRD)
6~8
用量(腎機能正常)
適応により異なる
腎障害時の用量
CrCl≧30:用量調整不要
CrCl 10~<30:50%減量
CrCl<10:1~2g24時間ごと
1
血液透析
1~2g24時間ごと(透析日は透析後投与)1
CAPD
2g24時間ごと
CRRT
初回2g(全ての治療法で)
CVVH:1~2g12時間ごと
CVVHD:2g12時間ごと
CVVHDF:2g12時間ごと
2
SLED
データなし
  1. CrCl<10,血液透析について:Antimicrob Agents Chemother 62: e01066, 2018
  2. CRRTについて:Pharmacotherapy 29: 562, 2009

 5. その他の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

  1. PLLR(2015年6月)は,段階的な実施スケジュールに従って以前のリスク区分(A,B,C,D,X)を記述形式に置き換えた(P&T 41: 713, 2016).

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
Time above MIC
剤形
注射剤
食事に関する推奨(経口薬)1

経口吸収率(%)

Tmax(時間)

最高血清濃度2(μg/mL)
90(1g静注,SD)
最高尿中濃度(μg/mL )
平均:3500~6600(1~2g静注,SD)
蛋白結合(%)
56
分布容積3(Vd)
12.6 L(Vss)
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
2
排泄

胆汁移行性5(%)
115~405
脳脊髄液/血液6(%)
3~52
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
あり
AUC8(μg・時間/mL)
271(1g静注,0~inf)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP4501
- 
薬剤が基質となるトランスポーター
OAT1,OAT3
薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター

薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450

薬剤が誘導するトランスポーター
- 
薬剤が誘導するUGT

併用薬への影響2
予測されない  
  1. CYP450命名法,例,CYP3A4:3=ファミリー,A=サブファミリー,4=酵素アイソフォーム
  2. 当該抗微生物薬により影響を受ける可能性のある併用薬の血清中濃度のことをいう(↑:上昇,↓:低下).

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
プロベネシド
AZT↑
モニター
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2026/04/20