日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Mycobacterium bovis  (2024/10/29 更新)
非結核性抗酸菌


臨床状況

  • M. tuberculosis 複合体はM. bovis を含む.
  • 全ての分離菌はPZAに耐性.
  • 肺病変よりも肺外病変や消化器病変の方が多くみられる.肺病変がなければ隔離は必要ない.

病原体

  • Mycobacterium bovis

第一選択

  • INHRFPEBを2カ月,その後,INHRFPをさらに7カ月投与.
用量・用法は結核の1st-line薬剤の投与量を参照.

第二選択

  • M.tuberculosis 感染の治療に使われるPZAを含まない処方は,M. bovisに対してもおそらく有効である.

コメント

  • PZAだけに耐性の場合,M. bovis感染の可能性がある.
ライフサイエンス出版株式会社 © 2011-2024 Life Science Publishing↑ page top
2024/10/28