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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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Chloroquine phosphate (2025/08/26 更新) |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
用量(生後>28日) |
用量は適応により異なる,マラリアの項を参照. |
最大/日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
半減期(時間)(腎機能正常) |
45~55日(終末期) |
半減期(時間)(ESRD) |
データなし |
用量(腎機能正常) |
2.5g経口3日間 |
腎障害時の用量 |
CrCl≧10:用量調整不要 CrCl<50%減量を考慮する |
血液透析 |
50%減量を考慮する |
CAPD |
データなし |
CRRT |
データなし |
SLED |
データなし |
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 薬理学
PK/PD指標 |
データなし |
剤形 |
500mg錠(=300mg塩基) |
食事に関する推奨(経口薬)1 |
食事とともに服用 |
経口吸収率(%) |
90 |
Tmax(時間) |
1~6 |
最高血清濃度2(μg/mL) |
0.06~0.09(300mg経口塩基, SD) |
最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
蛋白結合(%) |
55 |
分布容積3(Vd) |
100~1000 L/kg |
平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
45~55日(終末相) |
排泄 |
代謝,腎 |
胆汁移行性5(%) |
データなし |
脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7 |
データなし |
AUC8(μg・時間/mL) |
データなし |
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
薬剤が基質となるCYP450 |
CYP2C8,CYP2D6 |
薬剤が基質となるトランスポータ- |
- |
薬剤が基質となるUGT |
- |
薬剤が阻害するCYP450 |
CYP2D6 |
薬剤が阻害するトランスポーター |
- |
薬剤が阻害するUGT |
- |
薬剤が誘導するCYP450 |
- |
薬剤が誘導するトランスポーター |
- |
薬剤が誘導するUGT |
- |
血清中薬物濃度への影響 |
↑ |
血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下
5. 主要な薬物相互作用
薬剤 |
濃度への影響(その他の影響) |
推奨される対応 |
クラリスロマイシン1 |
Chloroquine↑が予測される |
併用を避ける |
エリスロマイシン1 |
Chloroquine↑が予測される |
併用を避ける |
フルコナゾール1 |
Chloroquine↑がありうる |
避ける,またはモニター |
イサブコナゾニウム硫酸塩1 |
Chloroquine↑がありうる |
避ける,またはモニター |
イトラコナゾール1 |
Chloroquine↑が予測される |
避ける,またはモニター |
ポサコナゾール1 |
Chloroquine↑が予測される |
避ける,またはモニター |
リファブチン1 |
Chloroquine↓が予測される |
モニター |
リファンピシン1 |
Chloroquine↓が予測される |
モニター |
Rifapentine1 |
Chloroquine↓が予測される |
モニター |
ボリコナゾール1 |
Chloroquine↑が予測される |
避ける,またはモニター |
6. コメント