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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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デラマニド (2025/02/25 更新) |
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「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい. |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント
1. 用法および用量
1. 使用
妊婦および授乳中の女性での使用
2. 成人用量
3. 小児用量
| 用量(生後>28日) |
安全性・有効性は確立されていない |
| 最大/日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
| 半減期(時間)(腎機能正常) |
30~38 |
| 半減期(時間)(ESRD) |
データなし |
| 用量(腎機能正常) |
100mg経口12時間ごと |
| CrClまたはeGFR |
CrCl≧30:用量調整不要 CrCl<30:データなし |
| 血液透析 |
データなし |
| CAPD |
データなし |
| CRRT |
データなし |
| SLED |
データなし |
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
| PK/PD指標 |
データなし |
| 剤形 |
フィルムコート錠(50mg) 分散錠(25mg) |
| 食事に関する推奨(経口薬)1 |
錠:食事とともに |
| 経口吸収率(%) |
25~47 |
| Tmax(時間) |
4~5 |
| 最高血清濃度2(μg/mL) |
データなし |
| 最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
| 蛋白結合(%) |
≧99.5 |
| 分布容積3(Vd) |
2100 L(V/F) |
| 平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
30~38 |
| 排泄 |
糞便 |
| 胆汁移行性5(%) |
データなし |
| 脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
| 治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7 |
データなし |
| AUC8(μg・時間/mL) |
データなし |
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
| 薬剤がCYP450の基質となる |
CYP3A4 |
| 薬剤がトランスポーターの基質となる |
- |
| 薬剤がUGTの基質となる |
- |
| 薬剤がCYP450を阻害 |
- |
| 薬剤がトランスポーターを阻害 |
- |
| 薬剤がUGTを阻害 |
- |
| 薬剤がCYP450を誘導 |
- |
| 薬剤がトランスポーターを誘導 |
- |
| 薬剤がUGTを誘導 |
- |
| 血清中薬物濃度への影響 |
予測されない |
血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下,空白:薬物への影響なし
6. 主要な薬物相互作用
| 薬剤 |
濃度への影響(その他) |
推奨される対応 |
| エタンブトール |
エタンブトール↑ |
モニター |
| モキシフロキサシン |
QT延長のリスク↑ |
併用を避ける |
| 強力なCYP450 3A4誘導薬 |
デラマニドの濃度↓ |
禁忌 |
| 強力なCYP450 3A4阻害薬 |
QT延長のリスク↑ |
モニターまたは避ける |
7. コメント