日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Cabotegravir  (2024/12/03 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

経路,適応
用量(生後>28日)
最大/日
筋注,曝露前予防
年齢≧12歳,体重≧35kg:
600mg月2回,その後600mg2ヵ月ごと

経口
年齢≧12歳,体重≧35kg:30mg24時間ごと

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
41
半減期(時間)(ESRD)
変化なし
用量(腎機能正常)
30mg経口24時間ごと
CrClまたはeGFR
CrCl≧15:用量調整不要
CrCl<15:データなし
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 薬理学

薬効分類
INSTI
剤形
錠(30mg)
注射剤
食事に関する推奨(経口薬)1
錠:食事とともに
経口吸収率(%)
データなし
Tmax(時間)
経口:3
注射:
最高血清濃度2(μg/mL)
8.0(30mg経口24時間ごと,SS)
4.0(600mg筋注月2回,SS)
蛋白結合(%)
>99.8
分布容積8(Vd)
データなし
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
経口:41
筋注:5.6~11.5週
排泄(%)
代謝
細胞内半減期(T1/2,時間)
データなし
脳脊髄液/血液5(%)
0.3
中枢神経系移行効果(CPE)6
データなし
AUC7(μg・時間/mL)
145(30mg経口24時間ごと,0~24時間)
3764(600mg筋注2ヵ月ごと,0~24時間)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. 炎症時における脳脊髄液濃度
  6. CPE(中枢神経系移行効果)値 1:低度,2~3:中等度,4:高度(Letendre, et al., CROI 2010, abs #430)
  7. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

CYP450の基質
  
トランスポーターの基質
PGP,BCRP
CYP450阻害
  
トランスポーター阻害
OAT1,OAT3
CYP450誘導
  
トランスポーター誘導
  
血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響は,当該抗微⽣物薬により影響を受ける併⽤薬の⾎清中濃度である.↑:上昇,↓:低下

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響
推奨される対応
制酸薬(Al,Mg,Ca)
Cabotegravir↓
制酸薬をCABの2時間前または4時間後に投与
カルバマゼピン
Cabotegravir↓
禁忌
メサドン
メサドン↓
モニター,メサドンの用量を調整
Oxcarbazepin
Cabotegravir↓
禁忌
フェノバルビタール
Cabotegravir↓
禁忌
フェニトイン
Cabotegravir↓
禁忌
リファブチン
Cabotegravir↓
経口CAB:用量調整不要
CAB曝露前予防:CABを増量(コメント参照)
リファンピシン
Cabotegravir↓
禁忌
Rifapentine
Cabotegravir↓
禁忌

6. コメント

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2024/12/02