日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

ハーボニー(レジパスビル・ソホスブビル)  (2026/03/10 更新)
主な商品名:ハーボニー

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
通常
用量
1錠経口24時間ごと
その他の処方用量
  
追加的情報
食事の影響を受けない
錠:LDV90mg,SOF400mg
C型肝炎-治療参照

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
年齢≧3歳
体重<17kg:33.75mg/150mg24時間ごと
体重17kg~<35kg:45mg/200mg24時間ごと
体重≧35kg:90mg/400mg24時間ごと
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
LDV:47
SOF:0.5~0.75
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
1錠(90mg/400mg)24時間ごと
腎障害時の用量
用量調整不要
血液透析
用量調整不要
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

  1. 出典:製薬会社の処方情報
  2. 出典:Drugs and Lactation Database (LactMed)

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
錠:
90mg/400mg
45mg/200mg
経口ペレット
45mg/200mg
33.75mg/150mg
1
食事に関する推奨(経口薬)2
食事の影響なし
経口吸収率(%)
データなし
Tmax(時間)
LDV:4~4.5
SOF:0.8~1
GS-331007:3.5~4
3
最高血清濃度4(μg/mL)
LDV:0.3(90mg24時間ごと,SS)
SOF:0.62(400mg24時間ごと,SS)
GS-331007:0.71
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
LDV:>99.8
SOF:61~65
GS-331007:ほとんどない
分布容積5(Vd)
データなし
平均血清半減期6(T1/2, 時間)
LDV:47
SOF:0.5
GS-331007:27
排泄
LDV:胆汁-糞便
SOF:代謝
GS-331007:腎
胆汁移行性7(%)
データなし
脳脊髄液/血液8(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性9
データなし
AUC10(μg・時間/mL)
LDV:7.3(90mg24時間ごと,0~24時間)
SOF:1.3(400mg24時間ごと,0~24時間)
GS-331007:12(0~24時間)
  1. LDV(mg)/SOF(mg)
  2. 注記のない場合は成人用製剤
  3. GS-331007はSOFの血中の主要な循環代謝物.非活性である
  4. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  5. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能);Vss:定常状態におけるVd;Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  6. CrCl>80 mL/分と想定
  7. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  8. 炎症時における脳脊髄液濃度
  9. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  10. AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve,0~inf:AUC0-inf,0~x時間:AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP450

薬剤が基質となるトランスポーター
LDV:PGP,BCRP
SOF:PGP,BCRP
薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター
LDV:PGP,BCRP
薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450
- 
薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のこと.↑:上昇,↓:低下

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他の影響)
推奨される対応
アミオダロン
症候性徐脈
併用を避ける
制酸薬
LDV↓
投与間隔を4時間あける
アトルバスタチン
アトルバスタチン↑
モニター
カルバマゼピン
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
ジゴキシン
ジゴキシン↑
モニター,用量調整
H2受容体拮抗薬
LDV↓
最大用量ファモチジン40mg12時間ごと,または等価用量
Oxcarbazepine
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
フェニトイン
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
フェノバルビタール
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
プロトンポンプ阻害薬
LDV↓
オメプラゾール最大用量20mg24時間ごと,または等価用量
リファンピシン
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
リファブチン
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
Rifapentine
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
ロスバスタチン
ロスバスタチン↑
モニター,用量調整
シメプレビル
LDV↑,SOF↑
併用を避ける
セイヨウオトギリソウ
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
Symfi, Symfi Lo
(EFV/3TC/TDF)
テノホビル↑
モニター
テノホビルジソプロキシル
テノホビル↑
モニターまたは避ける
Tipranavir/リトナビル
LDV↓,SOF↓
併用を避ける
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2026/03/10