日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

バリシチニブ  (2025/02/12 更新)
主な商品名:オルミエント

「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい.
日本の添付文書情報検索サイト

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
年齢≧9歳:4mg24時間ごと
年齢2~<9歳:2mg24時間ごと
年齢<2歳:許可されていない
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
12
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
2~4mg経口24時間ごと
CrClまたはeGFR
年齢2歳~<9歳:
eGFR≧60:2 mg24時間ごと
eGFR 30~<60:1mg24時間ごと
eGFR<30:推奨されない

年齢≧9歳:
eGFR≧60:4mg24時間ごと
eGFR 30~<60:2mg24時間ごと
eGFR 15~30:1mg24時間ごと
eGFR<15:推奨されない
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
1mg†,2mg錠
食事に関する推奨(経口薬)1
錠:食事の影響を受けない
経口吸収率(%)
80
Tmax(時間)
1
最高血清濃度2(μg/mL)
データなし
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
50
分布容積3(Vd)
76 L
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
12
排泄
主に腎から
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
データなし

†:日本にない剤形

  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤がCYP450の基質となる

薬剤がトランスポーターの基質となる
PGP,OAT3,BCRP,MATE2-K
薬剤がUGTの基質となる

薬剤がCYP450を阻害
-  
薬剤がトランスポーターを阻害
- 
薬剤がUGTを阻害

薬剤がCYP450を誘導
- 
薬剤がトランスポーターを誘導

薬剤がUGTを誘導

血清中薬物濃度への影響
予測されない

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度についてのこと.↑:上昇,↓:低下

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響
推奨される対応
強力なOAT3阻害薬
バリシチニブ↑
2~4mg24時間ごとの投与なら50%減量
1mg24時間ごとの投与ならOAT阻害薬中止を考慮

6. コメント

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2025/02/12