日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Cloxacillin  (2026/06/30 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
用量
その他の処方用量
追加的情報
経口
250~500mg経口6時間ごと
  
食事なしで服用
注射
1~2g静注(30分以上かけて)6時間ごと
重症感染:2g静注4時間ごと
情報:抗菌薬注射剤中のナトリウム量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
50~200mg/kg/日経口(6時間ごとに分割)
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
0.4
半減期(時間)(ESRD)
0.7
用量(腎機能正常)
250~500mg経口6時間ごと
腎障害時の用量
用量調整不要
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

  1. PLLR(2015年6月)は,段階的な実施スケジュールに従って以前のリスク区分(A,B,C,D,X)を記述形式に置き換えた(P&T 41: 713, 2016).

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
Time above MIC
剤形
カプセル(250,500mg)
経口溶液用粉末(125mg/5mL)
注射
食事に関する推奨(経口薬)1
経口製剤:食事なしで服用
経口吸収率(%)
37~49
Tmax(時間)
1~1.5
最高血清濃度2(μg/mL)
7.5~14(500mg経口SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
95
分布容積3(Vd)
0.1L/kg
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
0.5
排泄
腎,胆汁
胆汁排泄5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
1.87
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性8
可能性あり
AUC9(μg・時間/mL)
データなし
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. Clin Microbiol Infect 26: 1415.e1, 2020
  8. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.
  9. AUC:血中濃度曲線下面積 area under the drug concentration time curve,0~ing=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP4501

薬剤が基質となるトランスポーター
OAT3
薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450

薬剤が阻害するトランスポーター
OAT3, OAT4
薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450

薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

併用薬への影響2
↑(報告なし)
  1. CYP450命名法,例,CYP3A4:3=ファミリー,A=サブファミリー,4=酵素アイソフォーム
  2. 当該抗微生物薬により影響を受ける可能性のある併用薬の血清中濃度のことをいう(↑:上昇,↓:低下).

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他の影響)
推奨される対応
プロベネシド
Cloxacillin↑
モニター,用量調整

7. コメント

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2026/07/02