日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Miltefosine  (2025/03/18 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

リーシュマニア症(種によって活性が異なる)
体重≧45kg:50mg経口1日3回・28日
体重30~44kg:50mg経口1日2回・28日
Acanthamoeba, Balamuthia, Naegleriaを含む自由生活アメーバ
100~150mg(約2.25mg/kg/日)経口・長期・多剤併用治療の一部として
体重<30kgの小児へ使用されることもあるが適応外である

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
リーシュマニア症,年齢≧12歳:
体重30~44kg:50mg12時間ごと・28日
体重≧45kg:50mg8時間ごと・28日
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
7~31日
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
50mg経口8時間ごと
CrClまたはeGFR
データなし
血液透析
データなし
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
データなし
剤形
50mgカプセル
食事に関する推奨(経口薬)1
カプセル:食事とともに
経口吸収率(%)
データなし
Tmax(時間)
遅い(4~7)
最高血清濃度2(μg/mL)
37~76(50mg経口8時間ごと,約28日)
最高尿中濃度(μg/mL)
わずか
蛋白結合(%)
>95
分布容積3(Vd)
データなし
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
長い(終末相,約31日)
排泄
代謝(ホスホリパーゼDによる?)
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
乏しい(約0.04)7
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性8
ありそうにない
AUC9(μg・時間/mL)
300~500(50mg経口8時間ごと,0~8時間)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. Antimicrob Agents Chemother 64: e01127, 2019
  8. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  9. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
経口避妊薬
経口避妊薬の吸収↓(嘔吐または下痢が重度の場合)
経口薬以外の避妊法の追加
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2025/03/17