日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

結核-脊椎結核  (2022/1/25 更新)
結核性脊椎炎(Pott病)および他の骨への感染の治療


臨床状況

  • 脊椎結核(Pott病)は 骨関節結核の最も多いタイプで,腰椎より下部胸椎に多く発症する.
  • 他の部位としては,胸骨,恥骨結合,仙腸関節がある.またよりまれではあるが,その他の骨での発症もある.

病原体

  • Mycobacterium tuberculosis

第一選択

  • 治療期間は明確に定められていないが,特に進行した病態に対しては通常9~12カ月が推奨される.

第二選択

  • 適応なし

コメント

  • 多くの患者は薬物療法に反応を示すが,脊髄圧迫,持続性または悪化する神経障害の緩和,脊椎不安定の治療,巨大膿瘍へのドレナージ,失活骨を伴う広範囲な骨破壊のための手術も考慮する.
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2022/01/20