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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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Tecovirimat (2025/10/07 更新) |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
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用量(生後>28日) |
最大/日 |
| 経口 |
体重13kg~<25kg:200mg12時間ごと・14日 体重25kg~<40kg:400mg12時間ごと・14日 体重40kg~<120kg:600mg12時間ごと・14日 体重≧120kg:600mg8時間ごと・14日 |
- |
| 静注 |
体重3kg~<35kg:6mg/kg12時間ごと・14日 体重35kg~<120kg:200mg12時間ごと・14日 体重≧120kg:300mg12時間ごと・14日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
| 半減期(時間)(腎機能正常) |
19~21 |
| 半減期(時間)(ESRD) |
データなし |
| 用量(腎機能正常) |
体重別 |
| 腎障害時の用量 |
カプセル:用量調整不要 注射: CrCl≧30:用量調整不要 CrCl<30:添加剤のために禁忌 |
| 血液透析 |
カプセル:用量調整不要 注射:禁忌 |
| CAPD |
データなし |
| CRRT |
データなし |
| SLED |
データなし |
5. その他の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 薬理学
| PK/PD指標 |
データなし |
| 剤形 |
カプセル(200mg),注射薬 |
| 食事に関する推奨(経口薬)1 |
カプセル:食事とともに |
| 経口吸収率(%) |
データなし |
| Tmax(時間) |
経口4~6 |
| 最高血清濃度2(μg/mL) |
2.16(600mg経口12時間ごと,SS) 2.63(200mg静注12時間ごと,SS) |
| 最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
| 蛋白結合(%) |
77~82 |
| 分布容積3(%) |
経口1030L(Vz/F) 静注383L(Vz/F) |
| 平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
経口19 静注21 |
| 排泄 |
代謝 |
| 胆汁移行性5(%) |
データなし |
| 脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
| 治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7(%) |
データなし |
| AUC8(μg・時間/mL) |
29.8(600mg経口12時間ごと,0~24時間) 39.4(200mg静注12時間ごと,0~24時間) |
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
| 薬剤が基質となるCYP450 |
- |
| 薬剤が基質となるトランスポーター |
- |
| 薬剤が基質となるUGT |
UGT1A1,UGT1A4 |
| 薬剤が阻害するCYP450 |
CYP2C8(弱い),CYP2C19(弱い) |
| 薬剤が阻害するトランスポーター |
BCRP(弱い) |
| 薬剤が阻害するUGT |
- |
| 薬剤が誘導するCYP450 |
CYP3A4(弱い) |
| 薬剤が誘導するトランスポーター |
- |
| 薬剤が誘導するUGT |
- |
| 血清中薬物濃度への影響 |
↑または↓ |
血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下
5. 主要な薬物相互作用
| 薬剤 |
濃度への影響(その他の影響) |
推奨される対応 |
| ミダゾラム |
ミダゾラム↓ |
モニター,用量調整 |
| レパグリニド |
レパグリニド↑ |
血糖をモニター |