日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
Tecovirimat (2023/06/20 更新) |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時/肝障害時の用量調整
5. その他の用量調整
2. 副作用
3. 薬理学
4. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時/肝障害時の用量調整
5. その他の用量調整
2. 副作用
3. 薬理学
薬効分類 |
抗ウイルス薬 |
PK/PD指標 |
データなし |
剤形 |
200mgカプセル 注射剤(10mg/mL) |
通常成人用量 |
600mg経口1日2回・14日 200mg静注12時間ごと・14日 |
妊娠危険概要 |
ヒトでのデータはなし,動物では安全 |
経口剤の投与のタイミング1 |
中程度から高度の脂肪食をとってから30分以内に服用 |
経口吸収率2(%) |
データなし (食事により39%吸収率が上昇) |
Tmax(時間) |
4~6(経口) |
最高血清濃度3(μg/mL) |
2.16(600mg経口12時間ごと,SS) 2.63(200mg静注12時間ごと,SS) |
蛋白結合(%) |
77~82 |
平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
経口19 静注21 |
排泄 |
代謝 |
胆汁排泄5(%) |
データなし |
脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7(%) |
データなし |
分布容積8(%) |
経口1030L(Vz/F) 静注383L(Vz/F) |
AUC0-249(μg・時間/mL) |
29.8(600mg経口12時間ごと,0~24時間) 39.4(200mg静注12時間ごと,0~24時間) |
チトクロームP450,トランスポーターとの相互作用 |
基質:UGT1A, UGT1A4 阻害:2C8(弱い), 2C19(弱い), BCRP 誘導:3A4(弱い) 臨床的に問題になるCYP相互作用はないと考えられる |
4. 主要な薬物相互作用
薬剤 |
濃度への影響 |
推奨される対応 |
ミダゾラム |
ミダゾラム↓ |
有効性をモニター |
レパグリニド |
レパグリニド↑ |
血糖をモニター |