日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Fostemsavir  (2025/07/15 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
安全性と有効性は確立されていない
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
11
半減期(時間)(ESRD)
データなし
用量(腎機能正常)
600mg経口12時間ごと
腎障害時の用量
腎障害時の用量調整不要
血液透析
用量調整不要
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用/妊娠時のリスク

副作用

妊娠時のリスク

3. 薬理学

薬効分類
接着阻害薬
剤形
600mg徐放錠
食事に関する推奨1
錠:食事の影響を受けない
経口吸収率(%)
26.9
Tmax(時間)
2
最高血清濃度2(μg/mL)
1.77(600mg12時間ごと,SS)
蛋白結合(%)
88.4
分布容積3(Vd)
29.5L(Vss)
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
11
排泄
代謝
細胞内半減期(T1/2,時間)
データなし
脳脊髄液/血液5(%)
データなし
中枢神経系移行効果(CPE)6
データなし
AUC7(μg・時間/mL)
12.9(600mg12時間ごと,0~12時間)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. 炎症時における脳脊髄液濃度
  6. CPE(中枢神経系移行効果)値 1:低度,2~3:中等度,4:高度(Letendre, et al., CROI 2010, abs #430)
  7. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP450
CYP3A4
薬剤が基質となるトランスポーター
PGP,BCRP
薬剤が基質となるUGT

薬剤が阻害するCYP450
-  
薬剤が阻害するトランスポーター
OATP1B1/3,BCRP
薬剤が阻害するUGT

薬剤が誘導するCYP450

薬剤が誘導するトランスポーター

薬剤が誘導するUGT

血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響とは,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度のことをいう.↑:上昇,↓:低下

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他の影響)
推奨される対応
アトルバスタチン
アトルバスタチン↑
モニター,用量調整
カルバマゼピン
Temsavir↓
禁忌
エンザルタミド
Temsavir↓
禁忌
エチニルエストラジオール
エチニルエストラジオール↑
EE用量を30μg/日に制限する
フルバスタチン
フルバスタチン↑
モニター,用量調整
グラゾプレビル
グラゾプレビル↑
併用を避ける
ミトタン
Temsavir↓
禁忌
フェニトイン
Temsavir↓
禁忌
ピタバスタチン
ピタバスタチン↑
モニター,用量調整
QT延長作用のある薬剤
Torsade de Pointesのリスク↑
モニター,可能なら避ける
リファンピシン
Temsavir↓
禁忌
ロスバスタチン
ロスバスタチン↑
モニター,用量調整
シンバスタチン
シンバスタチン↑
モニター,用量調整
セイヨウオトギリソウ
Temsavir↓
禁忌
Voxilaprevir
Voxilaprevir↑
併用を避ける

6. コメント

ライフサイエンス出版株式会社 © 2011-2026 Life Science Publishing↑ page top

2025/07/14