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日本語版サンフォード感染症治療ガイド－アップデート版

エンテカビルの脱感作 (2019/9/17 更新)

概説

経口エンテカビルの11ステップの脱感作プロトコール
プロトコール中は，じんま疹，血管浮腫，息切れ，血行動態不安定がないか患者を観察すること．

文献：Ann Allergy Asthma Immunol 123: 312, 2019．

投与法

0.5mg錠を砕いてOra-Plusを加え，ストック溶液を調製（濃度0.05mg/mL），ステップ1～6ではさらに希釈する．
プロトコール完了までの時間は2時間45分，累積投与量はエンテカビル0.5mg．
投与は15分ごとに行う．

ステップ	時間（時/分）	濃度（mg/mL）	投与容量（mL）	投与量（mg）	累積投与量（mg）
1	00:00	0.0005	0.49	0.000245	0.000245
2	00:15	0.0005	0.98	0.00049	0.000735
3	00:30	0.0005	1.98	0.00099	0.001725
4	00:45	0.005	0.38	0.0019	0.003625
5	01:00	0.005	0.78	0.0039	0.007525
6	01:15	0.005	1.56	0.0078	0.015325
7	01:30	0.05	0.3	0.015	0.030325
8	01:45	0.05	0.62	0.031	0.061325
9	02:00	0.05	1.24	0.062	0.123325
10	02:15	0.05	2.5	0.125	0.248325
11	02:30	0.05	5	0.25	0.498325

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2019/09/17