日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

セフェピム/Zidebactam  (2026/07/28 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. その他の用量調整
2. 副作用
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

用法
通常
用量
3g静注(1時間以上かけて)8時間ごと
その他の処方用量
  
追加的情報
3g=CFPM 2g+Zidebactam 1g

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
安全性と有効性は確立されていない
最大/日
-

 4. 腎障害時の用量調整

半減期(時間)(腎機能正常)
CFPM:1.8
Zidebactam:1.7
半減期(時間)(ESRD)
CFPM:18
Zidebactam:データなし
用量(腎機能正常)
3g静注(1時間以上かけて)8時間ごと
腎障害時の用量
eGFR≧60:用量調整不要
eGFR 30~59:1.5g8時間ごと
eGFR 15~29:1.5g12時間ごと
eGFR 8~14:1.5g24時間ごと
血液透析
1.5g24時間ごと(透析後投与)
CAPD
データなし
CRRT
データなし
SLED
データなし

 5. その他の用量調整

2. 副作用

副作用

妊娠時のリスク

  1. PLLR(2015年6月)は,段階的な実施スケジュールに従って以前のリスク区分(A,B,C,D,X)を記述形式に置き換えた(P&T 41: 713, 2016).

3. 薬理学

PK/PD指標
Time above MIC
剤形
注射
食事に関する推奨(経口薬)1
-
経口吸収率(%)
-
Tmax(時間)
-
最高血清濃度2(μg/mL)
CFPM:153
Zidebactam:64.3
(3g静注8時間ごと,SS)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合(%)
CFPM:20
Zidebactam:4.0~5.4
分布容積3(Vd)
CFPM:13.7 L
Zidebactam:15.5 L
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
CFPM:1.8
Zidebactam:1.7
排泄
腎
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
CFPM:362
Zidebactam:153
(3g8時間ごと 0~8時間)
  1. 注記のない場合は成人用製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf;0~x時間=AUC0-x

4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

薬剤が基質となるCYP4501
-
薬剤が基質となるトランスポーター
-
薬剤が基質となるUGT
-
薬剤が阻害するCYP450
-
薬剤が阻害するトランスポーター
-
薬剤が阻害するUGT
-
薬剤が誘導するCYP450
-
薬剤が誘導するトランスポーター
-
薬剤が誘導するUGT
-
併用薬への影響2
予測されない
  1. CYP450命名法,例,CYP3A4:3=ファミリー,A=サブファミリー,4=酵素アイソフォーム
  2. 当該抗微生物薬により影響を受ける可能性のある併用薬の血清中濃度のことをいう(↑:上昇,↓:低下).

5. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響(その他)
推奨される対応
アミノグリコシド
腎毒性,聴器毒性の可能性↑
モニター
利尿薬(たとえばフロセミド)
腎毒性の可能性↑
モニター
銅還元法を用いた尿糖検査
擬陽性のリスク
酵素グルコースオキシダーゼ反応による検査を使用
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