日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
Eravacycline (2024/10/08 更新) |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. その他の用量調整
2. 副作用
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
用量(生後>28日) |
安全性・有効性は確立されていない |
最大/日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
半減期(時間)(腎機能正常) |
20 |
半減期(時間)(ESRD) |
変化なし |
用量(腎機能正常) |
1mg/kg静注12時間ごと |
CrClまたはeGFR |
腎障害時の用量調整不要 |
血液透析 |
用量調整不要 |
CAPD |
データなし |
CRRT |
データなし |
SLED |
データなし |
肝障害患者では用量調整が必要となることがある.
5. その他の用量調整
2. 副作用
副作用
妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
PK/PD指標 |
24時間AUC/MIC |
剤形 |
注射剤 |
食事に関する推奨(経口薬)1 |
- |
経口吸収率(%) |
- |
Tmax(時間) |
- |
最高血清濃度2(μg/mL) |
1.825(1mg/kg静注12時間ごと,SS) |
最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
蛋白結合(%) |
79~90 |
分布容積3(Vd) |
321 L (Vss) |
平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
20 |
排泄 |
代謝 |
胆汁移行率5(%) |
データなし |
脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7 |
データなし |
AUC8(μg・時間/mL) |
6.31(1mg/kg静注12時間ごと,0~12時間) |
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
CYP450の基質 |
3A4 |
トランスポーターの基質 |
|
CYP450の阻害 |
|
トランスポーターの阻害 |
|
CYP450誘導 |
|
トランスポーターの誘導 |
|
血清中薬物濃度への影響 |
|
血清中薬物濃度への影響は,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度である.↑:上昇,↓:低下
6. 主要な薬物相互作用
薬剤 |
濃度への影響(その他) |
推奨される対応 |
強力なCYP3A4誘導薬 |
Eravacycline↓ |
1.5mg/kg12時間ごとに増量 |
ワルファリン |
INR↑ |
INRをモニター,用量調整 |
7. コメント