日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
ニルセビマブ (2024/09/03 更新) |
「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい. |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
3. 薬理学
4. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
用量 (生後>28ヵ月) |
RSV流行期の期間中または開始時に生まれた新生児または乳児: 投与時の体重<5kg:50mg筋注1回 投与時の体重≧5kg:100mg筋注1回 生後2回目のRSV流行期にも引き続き重症 RSV感染を引き起こしやすい生後24ヵ月までの小児: 200mg筋注1回(100mg注射を2回投与) 心肺バイパス手術による心臓施術を受ける小児に対しては,手術後状態が安定したらただちに追加投与(筋注)を行うことが推奨される. 最初のRSV流行期:手術がニルセビマブ投与後90日以内であれば,追加投与の用量は,その時点での体重に基づく.手術がニルセビマブ投与後>90日であれば,追加投与の用量は50mg. 第2回RSV流行期:手術がニルセビマブ投与後90日以内であれば,追加投与の用量は200mg.投与後>90日であれば,追加投与の用量は100mg. |
最大/日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
ニルセビマブの薬物動態に対する腎障害の影響は予想されない.
5. 肝障害時の用量調整
ニルセビマブの薬物動態に対する肝障害の影響は予想されない.
2. 副作用
3. 薬理学
PK/PD指標 |
データなし |
剤形 |
注射 |
食事に関する推奨(経口薬)1 |
- |
経口吸収率(%) |
筋注での生物学的利用能:84% |
Tmax |
6日 |
最高血清濃度2(μg/mL) |
データなし |
蛋白結合(%) |
データなし |
分布容積3(Vd) |
447mL(5kg乳児) |
平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
71日(終末期) |
排泄 |
小ペプチドに分解される |
胆汁移行性5(%) |
データなし |
脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7 |
データなし |
AUC8(μg・時間/mL) |
データなし |
4. 主要な薬物相互作用