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糞便微生物叢,Vowst (2025/12/16 更新)
VOS
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Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
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糞便微生物胞子,生菌性 BRPK (Vowst、VOS) は,米国 FDA が承認(2023年)した 2 番目の生菌性バイオ医薬品 (LBP) であり,経口投与用のカプセルに入った細菌胞子懸濁液である.再発性C. difficile感染症(CDI) に対する抗菌治療後の18 歳以上の個人における CDI の再発を予防するために使用され,CDI の治療には適応がない.
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VOS は,病原体のスクリーニングを受けて適格と認められたドナーから供給される.提供された便は濾過および遠心分離され,上清はエタノールで処理されて増殖性微生物が除去される.その後,遠心分離によってペレット化され,生食で洗浄,グリセロールで再懸濁されてカプセルに移される.目標はカプセル1個あたり 1 x 106 ~ 3 x 107 コロニー形成単位 のFirmicutes.
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各患者は 1 人のドナーから VOS を受け取るが,各ドナーが複数のロットに便を提供する場合もある.
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患者はVOSを開始する2~4日前に,再発性CDIに対する抗菌薬治療を完了しなければならない.その他の指示:
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初回服用の前日に,クエン酸マグネシウム296mLまたはポリエチレングリコール溶液250mLを飲む.
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初回服用の少なくとも8時間前は,少量の水以外は飲食不可
2. 成人用量
用法
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経口
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用量
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4カプセル経口1日1回3日間
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その他の処方用量
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追加的情報
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その日の最初の食事前の空腹時に各用量を服用する.
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3. 小児用量
用量(生後>28日)
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安全性・有効性は確立されていない
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最大/日
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4. 腎障害時の用量調整
半減期(時間)(腎機能正常)
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半減期(時間)(ESRD)
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用量(腎機能正常)
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4カプセル経口24時間・3日
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腎障害時の用量
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用量調整不要
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血液透析
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用量調整不要
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CAPD
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用量調整不要
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CRRT
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用量調整不要
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SLED
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用量調整不要
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5. 肝障害時の用量調整
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軽症肝障害(Child-Pugh分類A):用量調整不要
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中等症肝障害(Child-Pugh分類B):用量調整不要
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重症肝障害(Child-Pugh分類A):用量調整不要
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
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FDAリスク区分:データなし
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授乳中の使用:データなし
3. 薬理学
PK/PD指標
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剤形
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経口カプセル
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食事に関する推奨(経口薬)1
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カプセル:食事なしで
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経口吸収率(%)
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Tmax(時間)
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最高血清濃度2(μg/mL)
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最高尿中濃度
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蛋白結合(%)
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分布容積3(Vd)
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平均血清半減期4(T1/2, 時間)
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排泄
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胆汁移行性5(%)
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脳脊髄液/血液6(%)
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治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7
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AUC8(μg・時間/mL)
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注記のない場合は成人用製剤
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SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
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V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
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CrCl>80 mL/分と想定
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(胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高濃度)×100
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炎症時における脳脊髄液濃度
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薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
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AUC:血中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x
4. 主要な薬物相互作用
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VOSは細菌性胞子をふくむため,抗菌薬は同時に投与してはならない.
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