日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
Pretomanid (2024/09/10 更新) |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
3. 薬理学
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
5. 主要な薬物相互作用
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
Pretomanid |
200mg経口1日1回・26週(下記の薬剤と併用) |
(ベダキリン) |
(400mg経口1日1回・2週,その後200mg経口週3回・24週) |
(リネゾリド) |
(1200mg経口1日1回・26週,毒性に応じて用量調整) |
3. 小児用量
用量(生後>28日) |
安全性・有効性は確立されていない |
最大/日 |
- |
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用/妊娠時のリスク
副作用
妊娠時のリスク
3. 薬理学
PK/PD指標 |
データなし |
剤形 |
200mg錠 |
食事に関する推奨(経口薬)1 |
錠:食事とともに |
経口吸収率(%) |
データなし |
Tmax(時間) |
5 |
最高血清濃度2(μg/mL) |
2.0(200mg経口,SD) |
最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
蛋白結合(%) |
86.4 |
分布容積3(Vd) |
97(V/F) |
平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
17.4 |
排泄 |
代謝 |
胆汁移行性5(%) |
データなし |
脳脊髄液/血液6(%) |
データなし |
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7 |
データなし |
AUC8(μg・時間/mL) |
53.0(200mg経口,0~inf) |
4. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
CY450の基質 |
3A4 |
トランスポーターの基質 |
|
CYP450の阻害 |
|
トランスポーターの阻害 |
OAT3 |
CYP450誘導 |
|
トランスポーターの誘導 |
|
血清中薬物濃度への影響 |
↑ |
血清中薬物濃度への影響は,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度である.↑:上昇,↓:低下,空白:薬物への影響なし
5. 主要な薬物相互作用
薬剤 |
濃度への影響(その他) |
推奨される対応 |
エファビレンツ |
Pretomanid↓ |
併用を避ける |
メトトレキサート |
メトトレキサート↑ |
モニター,用量調整 |
リファンピシン |
Pretomanid↓ |
併用を避ける |