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日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版
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テトラサイクリン (2025/01/28 更新) |
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「サンフォード感染症治療ガイド」の中で推奨されている薬剤の適応および用量は,日本で認可されているものとは異なっている場合がありますので,薬剤選択を考慮する場合には,必ず日本での添付文書および最新安全性情報に基づいて行って下さい. |
Contents
1. 用法および用量
1. 使用
2. 成人用量
3. 小児用量
4. 腎障害時の用量調整
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 主要な薬物相互作用
6. コメント
1. 用法および用量
1. 使用
†:日本にない剤形
2. 成人用量
| 通常用量 |
250~500mg経口6時間ごと |
| 痤瘡 |
500mg経口1日2回 |
| H. pylori |
500mg6時間ごと,併用治療で |
| 野兎病 |
500mg6時間ごと・少なくとも14日 |
3. 小児用量
| 用量(生後>28日) |
年齢>8歳:25~50mg/kg/日(6時間ごとに分割) |
| 最大/日 |
2g |
4. 腎障害時の用量調整
| 半減期(時間)(腎機能正常) |
6~12 |
| 半減期(時間)(ESRD) |
57~108 |
| 用量(腎機能正常) |
250~500mg経口6時間ごと |
| CrClまたはeGFR |
CrCl >90:用量調整不要 CrCl>50~90:250~500mg8~12時間ごと CrCl 10~50:250~500mg12~24時間ごと CrCl<10:250~500mg24時間ごと |
| 血液透析 |
250~500mg 24時間ごと |
| CAPD |
250~500mg 24時間ごと |
| CRRT |
250~500mg 12~24時間ごと |
| SLED |
データなし |
5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
副作用
妊娠時のリスク
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
| PK/PD指標 |
24時間AUC/MIC |
| 剤形 |
250, 500mgカプセル |
| 食事に関する推奨(経口薬)1 |
カプセル:食事なしで服用 |
| 経口吸収率(%) |
データなし |
| Tmax(時間) |
2~4 |
| 最高血清濃度2(μg/mL) |
1.5~2.2(250mg経口, SD) |
| 最高尿中濃度(μg/mL) |
データなし |
| 蛋白結合(%) |
20~65 |
| 分布容積3(Vd) |
1.3 L/kg |
| 平均血清半減期4(T1/2, 時間) |
6~12 |
| 排泄 |
胆汁,腎 |
| 胆汁移行性5(%) |
200~3200 |
| 脳脊髄液/血液6(%) |
わずか |
| 治療が可能になるだけの脳脊髄液移行性7 |
なし |
| AUC8(μg・時間/mL) |
30(250mg経口,0~inf) |
5. 主要な薬物相互作用
| 薬剤 |
濃度への影響 |
推奨される対応 |
| 制酸薬 |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
| アトバコン |
アトバコン↓ |
用量調整または避ける |
| Bismuth salt |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
| Didanosine |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
| ジゴキシン |
ジゴキシン↑ |
モニター,用量調整 |
| 鉄剤 |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
| Methoxyflurane |
Methoxyflurane↑ |
モニター,用量調整 |
| スクラルファート |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
| 亜鉛 |
TC↓ |
TCを2時間前,または6時間後に投与 |
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