日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版 |
狂犬病,ワクチン,曝露後予防(PEP) (2024/07/09 更新) |
ワクチン接種の適応
商品名(製造元) |
Rabavert(Bavarian Nordic),ほとんどの国では商品名Ravipurで販売されている |
Imovax Rabie(サノフィ Pasteur) |
ワクチン(タイプ,CDC略語) |
不活化ウイルス;精製ニワトリ胚細胞培養(狂犬病) |
不活化ウイルス;ヒト2倍体細胞 |
年齢 |
≧0 |
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用量,経路 |
1mL筋注 |
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初回接種スケジュール-ルーチン |
0,7日(ACIPの4日早く第2回のルールは適用できない) |
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初回接種スケジュール-加速化 |
なし |
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第1回追加接種 初回連続接種完了後>3年で曝露リスクが多い,または持続している海外渡航者 |
初回連続接種後の力価検査で<0.5IU/mLだった場合のみ,1mL筋注1回.他の選択肢:力価チェックを省くために,21日~3年で1回接種1 |
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第1回追加接種 初回連続接種完了後≦3年で曝露リスクのある海外渡航者 |
力価チェックや追加接種は推奨されない |
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その後の追加接種2 |
CDCガイドラインで定められた狂犬病曝露があれば,0~3日で1mL筋注.それ以外では通常の海外渡航者にはルーチンでは行わない |
PrEP状態 |
年齢 |
用量,経路 |
スケジュール |
RIG1 |
PrEPまたはPEP連続接種を既に完了した人 PrEP完了者:ワクチン接種2回(0,7日)または以前の推奨どおり(0,7,21~28日)および力価チェック/リスクカテゴリー別推奨に従って追加接種 |
≧0 |
1mL筋注 |
2回接種,0,3日で1回ずつ |
なし |
PrEPまたはPEP連続接種未完了の人,または PrEP2回連続接種完了後3年以上で1~3年での力価チェックがない,あるいは21日~3年での追加接種がない人 |
≧0 |
1mL筋注 |
4回接種,0,3,7,14日にそれぞれ1回ずつ2 |
必要.創傷の周囲に浸潤させ,創傷から離れた部位に残りのRIGを筋注する3 HRIG4,5(望ましい):20 IU/kg体重を投与 または ERIG:40 IU/kg体重を投与 |
有効性,予防効果持続期間/選択,互換性
毒性
特に注意の必要な対象
血清検査
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