日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

西ナイルウイルス  (2026/02/10 更新)


臨床状況

  • 伝播はほとんどが蚊(イエカ:Culex属)によるもので,まれだが輸血,移植臓器,胎盤経由,授乳,経皮および結膜曝露により伝播することもある.鳥(>200種)が主要な宿主であり,ヒトおよびウマも宿主となることがある.
  • 17例中11例で血清リパーゼの上昇がみられたため,米国では現在血液製剤が検査されている(N Engl J Med 352: 420, 2005).

病原体/診断

病原体
  • 西ナイルウイルス
診断
  • 血清および脳脊髄液中のIgMの上昇,または脳脊髄液PCR検査(州保健局/CDCに連絡).交差反応性のフラビウイルスへの曝露の可能性がある場合には,確認のための中和抗体検査が実施できる.
  • 重度の免疫不全患者では,逆転写ポリメラーゼ連鎖反応検査の方がIgM検査よりも感度が高い場合が多い.

第一選択

  • 今のところ有効性の立証された治療法はない.

第二選択

  • なし

コメント

  • ワクチンの候補がいくつか評価されている.
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2026/02/09