日本語版サンフォード感染症治療ガイド-アップデート版

Pristinamycin  (2024/06/25 更新)

Contents

1. 用法および用量
  1. 使用
  2. 成人用量
  3. 小児用量
  4. 腎障害時の用量調整
  5. 肝障害時の用量調整
2. 副作用
3. 抗微生物スペクトラム
4. 薬理学
5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用
6. 主要な薬物相互作用
7. コメント

1. 用法および用量

 1. 使用

 2. 成人用量

 3. 小児用量

用量(生後>28日)
50~100mg/kg/日(8時間ごとに分割)
最大/日

 4. 腎障害時の用量調整

 5. 肝障害時の用量調整

2. 副作用

3. 抗微生物スペクトラム

4. 薬理学

PK/PD指標
24時間AUC/MIC
剤形
250mg,500mg錠
食事に関する推奨(経口薬)1
錠:食事とともに服用
経口吸収率(%)
データなし
Tmax(時間)
PIA 3.25,PIIA 3.08
最高血清濃度2(μg/mL)
PIA 0.78,PIIA 0.58(2g SD)
最高尿中濃度(μg/mL)
データなし
蛋白結合率(%)
データなし
分布容積3(Vd)
データなし
平均血清半減期4(T1/2, 時間)
PIA 4.03,PIIA 2.83
排泄
胆汁
胆汁移行性5(%)
データなし
脳脊髄液/血液6(%)
データなし
治療が可能になるだけの脳脊髄移行性7
データなし
AUC8(μg・時間/mL)
PIA 2.2(2g経口,0~inf)
PIIA 1.21(2g経口,0~inf)
  1. 注記のない場合は成人用経口製剤
  2. SD:単回投与後,SS:複数回投与後の定常状態
  3. V/F:(Vd)÷(経口生物学的利用能),Vss:定常状態におけるVd,Vss/F:(定常状態におけるVd)÷(経口生物学的利用能)
  4. CrCl>80 mL/分と想定
  5. (胆汁中の最高濃度)÷(血清中の最高血清濃度)×100
  6. 炎症時における脳脊髄液濃度
  7. 薬剤投与量と微生物の感受性に基づく判定.脳脊髄液濃度は理想ではMICの10倍以上必要
  8. AUC:血漿中濃度-時間曲線下面積 area under the drug concentration-time curve.0~inf=AUC0-inf,0~x時間=AUC0-x

5. 酵素・トランスポーター媒介相互作用

CY450の基質
  
トランスポーターの基質
  
CYP450の阻害
3A4
トランスポーターの阻害
  
CYP450誘導
  
トランスポーターの誘導
  
血清中薬物濃度への影響

血清中薬物濃度への影響は,当該抗微生物薬により影響を受ける併用薬の血清中濃度である.↑:上昇,↓:低下,空白:薬物への影響なし

6. 主要な薬物相互作用

薬剤
濃度への影響
対策
シクロスポリン
シクロスポリン↑
モニター,用量調整
タクロリムス
タクロリムス↑
モニター,用量調整

7. コメント

ライフサイエンス出版株式会社 © 2011-2024 Life Science Publishing↑ page top

2024/06/24